Fool on the planet - ワーママきゃっぷの徒然

アラフォーワーママきゃっぷが子育て以外のことを語るブログ

シヴィルウォー/キャプテン・アメリカ

昨日、久々に映画を見てきました!

もともと帰省予定が、ちーちゃんの熱で中止になり、でも熱下がったので、保育園を忘れないためにも昨日は保育園へ。親は有給を取っていたのでそのままお休みになってしまい。で、久しぶりに映画へ行ってきました。

シヴィルウォー/キャプテン・アメリカ@ユナイテッドシネマ4DX。

4DXもうすごいよ!遊園地だよあれ!うっかり酔うかと思ったら意外に平気でした。まあでもIMAX3Dでもいいとは思った。

アベンジャーズ、好きなんですよ。今回はアベンジャーズかと思いきや、キャプテンアメリカシリーズなんですね。あれだけ色々派手にやらかしておいて、登場人物たちにその被害について悩ませるなんて、自作自演もいいところじゃ(笑)?と思わなくもないですが。

あらすじ。アベンジャーズの活躍により、世界の脅威を退ける一方、その被害について見過ごせない状況となっていた。国際社会はアベンジャーズを国際組織の管理下に置くことを提案、アメリカ政府もアベンジャーズにその協定へのサインを強制する。

自身のやったことの自責から真っ先にサインをするトニー(アイアンマン)。けれどそれに他のメンバーは戸惑いを覚える。ちょうどその時、キャプテンアメリカの幼馴染がテロ事件の容疑者として指名手配される。無実を信じるキャプテンは仲間の制止を振り切って彼を追い、結果、アベンジャーズの分裂を生む・・・。

まあ、そんな話であらすじだけ書くとキャプテンアメリカが悪いような印象を受けるんですが・・・そう簡単な話でもないわけです。確かにキャプテン・アメリカを含め、アベンジャーズは少々やりすぎ。トニーの資金援助で成り立つアベンジャーだけれど、その指揮はキャプテン・アメリカが担っていた。シールドはなんだかわからないけど解散したっぽい。

つまり、様々な認識のズレとキャプテン・アメリカの信念が産み出したヒーロー同士の戦い、がメインのお話でした。でも結構深いと思った。

70年眠りについていた、歴史を知るからこそ、国際組織すら時に間違った方向へ行くかもしれないと危惧するキャプテン・アメリカ。国際組織の管理下に置くことでアベンジャーズの行為に正当性を持たせ仲間を守りたいトニー、アイアンマン。若いからこそまっすぐな忠誠心と不信感を抱く若いメンバーたち。状況から最もメリットの大きい手段を選ぶ人工知能、ヴィジョン。そして、状況と人の機微に聡いブラック・ウィドウ、ナターシャ。

普通に考えればトニーの言い分は誰が見ても最もだと思う。だけれどそれは、視聴者がトニー同様、民間人であり普通の人だからなのではないんだろうかな、と。この点が、やっぱりトニーとキャプテンアメリカの差としてはっきり描かれている感じがした。他のメンバーと比べてトニーは民間人だから、軍事的訓練を受けていない。その点で精神的なタフさと信念がない。さらにアイアンスーツで変身するわけで、彼自身は異端能力を持っているわけではない。この2点を兼ね備えているのが、キャプテン・アメリカなわけで、一見無茶をやってるのはキャプテン・アメリカだけれども、揺るぎない信念と、精神的タフさ、さらに異端に近い能力でアベンジャーズの信頼を得ているのだと思う。

実際、キャプテン・アメリカのチームはキャプテンの信念と、キャプテンを助けるという信念で成り立っていたのだけれど、トニーのチームはその辺り曖昧だった。キャプテンを止めたいのか、捕まえたいのか曖昧だったから。そこにいち早く気づいたのが、ブラック・ウィドウ、ナターシャで。彼女自身は、一人で追われる身になってもなんとかなるという自負があるからこそ、フットワークが軽いし、暴走しがちなメンバーたちをいさめてた。

結果、精神タフさのないトニーと、マーベル初登場、戦う国王陛下ブラックパンサーが対極として描かれていて、トニーには厳しい結末になっていた。

トニー(アイアンマン)、アベンジャーズの1作目以降、精神的ダメージが結構あるみたいだし、今作で明らかになった秘書兼恋人のペッパーとも距離を置いてるって話だし、その上さらに今回の仕打ち。アイアンマン4がないと言われているけれど、トニーの精神的肉体的なダメージを描く作品があってもいいと思うんだよなあ。今後くるブラックパンサーとかでちょっと出てくるんだろうか。

という久々に見た映画は、非常に楽しかった!次は何を見れるかわからないけど、マーベル作品は結構奥が深そうなので、ぼちぼち見ようかな、なんておもったのでした。